[ヨーロッパ横断]　ソフィアからセルビア目指してヒッチハイク

朝散歩もしたしご飯も食べたからめっちゃ元気。

宿をチェックアウトしてヒッチハイクできそうな場所を探す。

ひたすら探して歩いてたら１時間が経っていた。4kmくらい歩いてガソスタ前のところでヒッチハイク。

日本から大事に持ってきたスケッチブックに「WEST」とでっかく書く。

人生初のヒッチハイク！日本ですらやったことないのに遥か遠くヨーロッパ、ブルガリアでやる。

笑顔でスケッチブックを掲げて親指を立てる。

開始10分もしないで一台止まってくれた。

ソフィア出身でドライバー業をしているミフェルさん。英語はカタコトしか話せないけど、仕事ついでにとりあえず西のヒッチハイクポイントまで送ってくれるらしい。ありがてえ！！

高速道路手前のガソスタ前にて降ろしてもらう。ありがとう！

またヒッチハイク開始。セルビアに行く車しか通らないところで降ろしてもらったためセルビアと書き直してヒッチハイク。

１時間くらいひたすら掲げてようやく一台止まってくれた。

セルビア出身のおっちゃん。名前はゴーラン。セルビアに帰るついでに拾ってくれたらしい。

英語は全く話せないけどセルビア？って聞いたらそうだよって言われたから乗る。

道中パンをくれた。

そういえばお昼食べてなかったなあと思いつつむしゃむしゃ食べてたらもう一個くれた。よっぽど腹減ってるように見えたらしい。ありがてえ！

そんで国境を越える。ヨーロッパだから国境なんてすぐ越えれるでしょって思ったらセルビアとブルガリアの国境はちゃんと入国審査があるらしい。国境前は大渋滞。ゴーランいわくセルビアの旧正月は14日らしい。今日は13。そういうことか、年末の帰省でこんだけ人がいるのか。例えるならば東名の町田・横浜ー海老名間くらい。保土ヶ谷バイパスの南町田付近くらい。伝わらねえか！

そんなこんなで俺らの番。パスポートを提出。ゴーランと国境の人が何やら話をしている。

「こいつは日本から来たんだ！ヒッチハイクしててセルビアに行くってもんだから俺が拾ってやったのさ！」

「そうなんか！日本からか！！ヒッチハイクでセルビアなんて変なやつだな！」

みたいな会話をしていた気がする。

無事通過。

セルビアの端の都市ニーシまで送ってもらった。

ややこしい国境まで通過してもらってパンもくれたし本当に助かった！

言葉は通じなかったけど心は通じ合ってた気がしたよ！！ありがとうゴーラン！！

そんでニーシの街をふらつく。

まだまだクリスマスムードの街並み。広場でコーラ配ってたからもらった。

コーラでお腹を満たして今日の寝床を探す。ゴーランが宿の前で降ろしてくれたけど今日は野宿する気だったのでそのまま歩いてきちゃった。

ひたすら１時間以上歩いて郊外へ。

空港があるらしくそこまで行ったが夜は閉まるらしい。タクシーの運ちゃんに宿まで連れていくよと話しかけられたけどお金ないからその辺で寝るよっていった。どっからきたのと言われ日本だよっていうと柔道とか空手の話を始めた。昔空手をやっていたらしくて少し盛り上がる。こんな遠くの国で空手の話で盛り上がれるとは思ってなかったからびっくり。

おっちゃんに別れを告げてまた歩く。

人通りの少ないところで廃墟を見つけた。

地元のヤンキーの溜まり場になったりホームレスの寝床になったりしてないか不安だったけど明らかに廃墟だ。

今日はここに寝るとしよう。廃墟で屋根もあるから雨の心配もいらないし床もあるから寝るのも困らない。

サラミ入りスープパスタを作って湯たんぽをあっためる。寒い野宿に湯たんぽは欠かせない。てか逆に湯たんぽさえあればなんとかなる。

ヨーロッパに到着して早２日。早速サバイバルらしくなってきて興奮しつつ眠りにつく。

寒さはなんとかなったけど野良犬か人なのか足音が時折するからそれに怯えてた。

なんとか寝て無事朝を迎える。

野菜スープを作って目を覚ます。くっっっそ美味い！！寒い中飲むスープは美味い！

今日もまたヒッチハイクをしよう。